独話的対話

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ちょっと(?)思想が強いはなし

 これに行ってきました。

 別に僕が共産党員というわけではなくて、政治家の話を直接聞きたかったから。

 僕は政治に関心があるし、関心を持たねばならないと思っている。なぜなら日本は民主主義国家だから。国民が関心を持たないと民主主義は成立しないと思うし、現に今、きちんと成立しているとは言い難い。僕も今の日本の政治の現状をきちんと把握できていないが、2017年の衆議院選挙の投票率が53.68%(総務省HPより)で、そのうち何%が今の政治のことを考えて投票しているのだろう?とか考えたり、今のテレビとか見てると、ちゃんと報道されてなくねって思ったり、こないだちょっと話題になった「日本人の1/3は日本語が読めない」(https://bunshun.jp/articles/-/10714)とかもある。多分、短期的に見たら独裁政治とか寡頭政治とかのほうが上手くいくんじゃないか?みたいなのも思ったりするけど、長期的に、なにより現実的に考えてもダメだ。

 今は「アベ政治の腐敗」が陰謀論のごとく叫ばれているが、僕は陰謀論は基本的に信じないけど、あんだけ不正(もしくは不正まがい)が多かったら行政成り立たないだろ、故意か過失か知らんけど、もっと第三者機関設けるとかちゃんとやれ、野党はそういう具体的な対策案を提示しろ(してたらごめんなさい)って思う。

 という具合に、こんな状態だと僕は政治家というものに対して多少の不信感を持たざるを得ない。でも、さっきも言ったように、僕は陰謀論には与しない。ここで考えられる理由は、大きく3つ。

①国民はバカなので、うまく騙したほうが勝ち、みたいな互いの暗黙の了解がある。

②政治家って金銭面とか協力関係とかで色々しがらみがあって、志はあるんだけどうまく実現できない。

③政治家の大半が単にバカなだけ。

 これらはパッと思いついたものなので、多分他にもあると思うし、実際には複合的なんだと思う。これらのどの理由によって政治が上手くいっていないかによって対処法が異なるので、それをある程度把握しなければならない。今回の視察(?)の主な目的は、実際に政治家の話を聞いてみて、実際の政治家を見て、僕の中の「政治家像」を具体的なものにすることだ。ちなみに、僕も1回だけ投票したことがあるけど、恥ずかしい話、誰に投票すればいいのか全然わからなかったし、ちゃんと政治のことを、政治家のことを学ばないといけないと思った。投票が大事なわけじゃない、ということは最近気づいたけど。

 

 ここから本題。

 会場は西宮市勤労会館ホール。キャパは400人。こんな感じ↓(西宮市HPより)ホール後方からの写真

 僕は開始時間から10分くらい遅れて行ったんだけど、会場には年配(60↑)の方がかなりいた。4割くらいは座席埋まってたかな?前のほうに座ったのであまり分からないけど、パッと見けっこう多かった。

 内容は、まあ共産党だし、予想はしていたけれども、アベ非難に終始していた。文字通り終始していた。「偽造、捏造、安倍晋三」とか「安倍政権にいちばん期待することは、辞めてもらうこと」とか言って笑いを取りながら、増税反対とか、沖縄軍備化反対とか、ありきたりのことを述べていたし、その根拠も具体的なエビデンスというより、いかに増税が国民の負担になるかなど、わかりやすく共感してもらえるようなものばかりだった。もちろん、新たな政策の提案はしていなかった。

 いちばんひどいなと感じたのは、老人医療費助成事業の廃止の話だ。これは、兵庫県で2017年まで続けられていた制度で、同年7月から高齢期移行助成事業に取って代わられた。これが福祉を増強したのか削減したのかまではよくわからないが、演説の中では老人医療費助成事業の廃止の話しかされず、あたかも一方的に福祉予算が削られているかのような言い方をしていた。(録音とか撮っときゃよかったんだけど、撮ってないので僕の記憶違いだったらごめんなさい。そこは反省点。)それはさすがにアンフェアだろう。「安倍政権は都合の悪いことは隠したり嘘をついたりする」とも言っていたが、あんたらだって隠してるようなもんじゃないか。1時間くらい話を聞いていたが、あまりにも同じことしか言わないので、とうとう耐え切れなくなって退席した。

 問題は、これが故意なのか否か、ということだ。ざっくり言うと、上に挙げた理由の①なのか③なのか。②はとりあえず置いときます。今日だけじゃ分からなかったけど、なんとなく、③なのかなあと思う。これまた上にあげた「日本人の1/3は~」の話もあるし。バカっていうのは、ここでは先入観に囚われているということ。アベが悪いって思ってるから、やることなすこと悪意があると思い込んでしまうし、福祉が無視されていると思ってしまう。先入観(=バイアス)の恐ろしさに関しては度々述べている通り。そもそも優秀な人は政治家なんかならないだろうし。若いうちは活躍できないし、大衆を相手にする必要があるし。そういう意味では教師に似てるかも。まあ、単なるバカであってほしいっていうのも少なからずあるんだけどね……

 

 反省点。ちゃんとメモとか取ったり、可能なら録音とかもする。めんどくても最後まで聞く。

 次も懲りずに機会があれば行きたい。でも共産党集会にはもう行かない。

 ひょっとすると、どこの党もこんな感じだったら、そりゃ暇な年配の方しか集会に来んし、若者が政治関心なんて持てるわけないよなあ、でも僕は頑張る。このブログを読んでくださった方が関心を持ってくれたり、既に持ってる方はコメントとかしてくださったりすると嬉しい。